それでは海外旅行ではどうすればよいのか、それはもちろん、旅行に行くたび海外旅行保険に加入することです。かなり頻繁に海外に行く人なら別ですが、わざわざ賠償責任保険に海外旅行特約を付ける必要はありません。その都度海外旅行保険に加入した方がリーズナブルですし、ムダがないからです。海外旅行保険なら、疾病や携行品損害などにも補償がつきます。これで安心して旅行を楽しめます。海外旅行保険なんて本当に必要なのか、疑問に感じる人もいるでしょう。海外旅行で保険補償の対象になるようなトラブルに遭う確率は、ある保険会社によると3.6%という数字が出ています。28人に1人が何らかの補償を必要としたことになりますので、かなり高い数字と言わざるを得ません。外務省も保険の加入を推奨していますが、事実、海外旅行中のトラブルの発生確率は、国内で交通事故にあう確率の約8.4倍もあるのです。何も気にせず楽しく過ごしたいなら、掛け捨ての保険をかけておくほうが得策ですよね。